地場産材
(埼玉県産材)
 1、地域産業の活性化と健全な森林の保全

 私達の組合があるときがわ町は、広大な奥秩父山系を背にした優良林業地域です。
人工林面積、人工林率が共に高く、森林資源に恵まれた環境にあります。
そのため、昔から木に携わった林業、木材業、建築業、木工業が地場産業として栄えております。
ときがわ町の主要木材である杉や桧を使った建築や木製品の生産は地域の産業を活発にすると共に
、健全な森林を守り、育てることにつながります。
ときがわの木を使うと言うことは、ときがわの山が元気になると言うことになるのです。
 
 2、木のぬくもりと心の癒し

 木の持つぬくもりは、機械的に均質に作られた物からは感じられない”ゆらぎ”と言うものがあります。
その中でも人間にとって最も心地よく活力を生む”ゆらぎ”があり、
これは自然界の音、光、川のせせらぎなどに多く存在しています。
木材の”ゆらぎ”は年輪にあります。決して等間隔ではない年輪に”ゆらぎ”を感じるのです。
自然の中で育まれ、恵みを受けた木は、人間がもともと自然の中の生き物だと言うことを教えてくれ、
均質な工業製品には無いすばらしい癒しの特徴を持っているのです。
 
  3、地場産木材の使用で地球温暖化の防止

 木は木材として使えるようになるには何十年と掛かりますが、
木が育つのに必要なのは太陽光、水、空気などの自然エネルギーだけです。
また木は植林することにより繰り返し生産することが可能な地球に優しい資源です。
地域の木材を利用することは、
健全な森林を維持し、きれいな水や空気を育み、
土砂災害を防ぐなど森林の多面的な機能の発揮に貢献すると共に、地球の温暖化防止にもつながります。